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タケノコシーズン突入!(6月の出来事)

先日、浮島峠を通りかかったところ、ちょっと湿原入口をのぞいてみると
出てる!
その時はスニーカーに半袖だったので道の脇に生えているタケノコを一食分だけ採って帰宅。
後日出直すことにした。

夜勤明けのある日、天気の良い土曜日。
ほかの山菜採りの人たちに根こそぎ採られちゃう!
明日まで待てない。すぐに出発せねば!


小一時間ほど車を走らせ、湿原入口にむかう。
現地に着くと、旭川ナンバー多し。既に10名ほど先に入っている模様。
「私のタケノコが無くなっちゃう!」と焦って準備。
ヤッケと、タケノコを入れるための袋を持ち、車をロックする。カギはヤッケのポケットに。

早速竹藪を漕いで奥に分け入ると
あちこちにニョキニョキといい状態のタケノコがたくさん!
アドレナリン出まくり!

時々、カギを落としてないかな?って確認しながら、気づけばどんどん深い竹藪へ

一旦遊歩道へ戻ろうとしたときには、自分の身長よりも高い竹藪。足元も悪く、足が竹の根っこに絡まって
四つん這いで這いずり回るありさま。
必死で出てきて、一息つくと・・・

あれ??
無いかも?

え?マジで!
車のカギがいつの間にか無くなっている。
冷や汗をかきながら元の竹藪に戻ったけど、タケノコばかりが目について、
ついつい、タケノコを採ってしまい、カギ探しを忘れる始末。

無理。

こんな藪の中で、どこを歩いたかも覚えていないのに、黒い小さなスターターしかつけていないカギなんか目に入らない。
もっと大きな派手なぬいぐるみでもつけておくべきだったよ。

さて、どうする?
携帯は圏外。しかもロックされた車の中。
他の山菜採りに来ている人に事情を話して家まで送ってもらう?
でも・・・・恥ずかしい!恥ずかしいじゃないか!

とりあえず国道まで出て考えることにする。
山道を2kmほど歩き、国道に出て、浮島トンネルへ。平日は工事の人がいるんだけど、残念ながら今日は土曜日。
お仕事はお休みらしい。
トンネルの中に、緊急電話があったっけ。
ここは暗くてジメジメしたトンネルで、車で通る度に、不気味で怖いし、気持ち悪いと思っていたけど仕方がない。
電話・・・あったけど・・・119番と110番しかかけられない。
こんなことで警察のお世話にはなりたくない。
彼らには常々切符を頂戴しているし、、いばった意地悪な人ばっかりだもん!

それでも、トンネルの中はさっきまで暑くて汗をかいていたからむしろ気持ちいい。

トンネルを抜けて、案内標識発見。


「滝上37km」

わぁーーーーーーーーーーーー
マジですか?
そんなにあるのね・・・。でも、今までの歩行距離を足してもマラソンランナーと同じくらいの距離だよね?
彼らが2時間半くらいで走る距離。ならば歩けないこともない。
もし途中でネズミ捕りのパトカーが停まっていたら、送ってもらおう。

ヒッチハイクっていう手もあるけど
自分、小汚いヤッケと長靴、しかも泥だらけ。
お金も持っていないし、お礼に渡せるものと言ったら、私が採ったタケノコだけ。
あんなに苦労して採ったのに、それを渡すのは勿体ない。

まず、とにかく、歩くしかない。歩け。歩け。
気分はハイキング。時折聞こえる鳥のさえずりに耳を傾け、草花を愛で、さっと吹いてくる心地よい風に、美しい青空。
完璧だ。なんて気分の良いハイキングコースなんでしょう?峠を降りる下り坂ばかりなので楽ちん楽ちん♪

なんて自分に言い聞かせ気分を盛り上げてみたけれど、

だけどね、装備品、長靴なのよ・・・
おまけに重たいタケノコを両手で抱きかかえて、どうにも歩きづらくて。
そこで思いついたのがヤッケを縛って簡易手提げを作成し、そこにタケノコを入れる方法。
肩から斜めにぶら下げて、これで両手が空いた。

時々左右の肩に持ち替えて、道路わきに生えているワラビなんかも採ったりして、快適に歩くこと20kmほど

だけどさすがに足にくる。土踏まずの盛り上がりのない、靴底ペラペラのやっすいゴム長だもの。そのうち腰も痛くなってきて
夜勤明けで寝ていないし、水も食料もなし。
途中、橋の上でふと考える。この川はどこまで流れていたっけ?私、泳ぎには自信がる。うまく行けば集落まで行けるかも?
でも水はまだ冷たいし、水かさもとても少ない。せいぜい膝位。
何より、そんなことしたら、タケノコが!泳いでいるうちに絶対になくなっちゃう。無理。

とにかく・・・峠の下のあの民家まで行ってみよう。途中10円玉でも落ちていたら自宅に電話をかけよう。

えーっと、あれれ?
ど、どうした?自分。
自宅の電話番号が思い出せない???
空腹のあまり、脳みそが空っぽ?

途中の民家に電話を借りに寄ることもできないよ!

そもそもこの辺りは、酪農家ばかりで、もうそろそろ夕方の牛のお世話の時間じゃないか。

急がないと、夕方になったら、さすがに、まずい。
家族に捜索願いを出されちゃう。
そんなことされたら、町中の噂になる。

面白おかしく、話に尾ひれをつけて、私が死ぬまで、いや、もっとだ、私が年を取って死んだら、葬儀の席でも
話題になるに違いない。

車のカギをなくしただけなのに、絶対に「タケノコ採りで遭難した」って言われちゃう。

春の山菜採りシーズン、「一人では行ってはいけません」って地元駐在所からお触書が出るのに
それを破って単独行動をして、みんなに迷惑をかけるわけにはいかない。


さっきみた案内標識では、「滝上17km」だった。そこか5kmは歩いたはず。
あと10kmく位か?

途中、道路に熊の糞が落ちていたっけ。どうしよう。
熊に襲われたら、タケノコを渡して許してもらおうか・・・

道中、対向車が来るたびに、必死で顔を隠し、すれ違う。
ばれたらヤバい。噂になる。誰にも内緒でたどり着かねば!

タイムリミットさえなければ・・・・

あー。また車が来た。うつむき加減ですれ違うと、私を呼ぶ声?
家族が探しに来てくれました。
捜索願は出さずに、まず探しに行こうとしてくれたようで

スペアキーを持っていたので、そのまま峠に戻り、車を回収。
車のドアを開けて、まず水分補給。生ぬるいお茶が甘露。
煙草も・・・途中、あまりにも疲れて、森の中に入ってタケノコを枕にして寝ようとさえ思っていたの。
熊に食べられても仕方ない。もう無理。疲れた。お父さん、お母さん、ごめんなさいって
でも、最後に煙草を1本吸いたいなぁと、

くだらない事をずーーーっと考えながら歩いていたの。

お茶も、煙草も、とってもおいしい。生きているって何て素晴らしい!

帰宅後、左足の甲に発赤と痛み。
おそらく中足骨疲労骨折。
スポーツ選手によくあるあれらしい。
足のアーチの曲げ伸ばしを頻繁に行う運動による疲労が積み重なり、骨にひびが入った状態
(しかも保護する機能がなにもない長靴での歩行)
一か月くらいは痛みが続いたのですが
現在は完治。


翌日、タケノコは近所におすそ分け。
タケノコご飯美味しかった。ゆでたタケノコにマヨネーズをつけて食べるのもGOOD.
家族は複雑な顔で無言で食べていました。
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